『Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』のBLゲームはBADエンドも含めて良作!?

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恋するトキメキは、恋愛シミュレーションゲームだけにとどまらない!


皆様こんにちは。ゲーム博物館です。
今回は、恋愛シミュレーションの中でも腐女子、腐男子の方の心を掴んで離さない、BLゲーム(ボブゲ)がテーマですよ!
BLゲームは複数メーカーから新作もコンスタントに発売されています。
十年越しで新作が発表されたり、その新作を待つファンがいたりと独自の市場を築いているジャンルなんですよ。
通信販売を利用するなどネット経由で購入する方も少なくないので、あまり大っぴらにはなっていないもののファンは多いのではないでしょうか。

オンラインなら在庫の有無もすぐにわかりますね。
私は、「18歳になったら絶対に買う作品リスト」を作っていたこともありました。



そんなBLゲームの名作を何本も作っているブランドがNitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)
今回は、このキラルについてご紹介します。

目次

◆『Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』ってどんなブランド?
◆『Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』の代表作は?
・咎狗の血
・LamentoーBEYOND THE VOIDー
・sweet pool
・DRAMAtical Murder
◆まとめ


◆『Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』ってどんなブランド?


株式会社ニトロプラスが2004年に立ち上げたBLゲームブランドです。
ダークでアングラな世界観を得意としており、女性だけでなく男性のファンも多いことが特徴のひとつ。

シナリオにとても力をいれており、暴力やグロテスクなど重い展開もどんとこい。
総指揮・ディレクションに虚淵玄さん、主なシナリオライターは淵井鏑さんが務めているので、否が応でもシナリオには期待してしまいますね!
原画家はたたなかなさん、オニツカセージさん、ほにゃららさんが担当。
(たたなかなさん、オニツカセージさんは退社しています)

制作陣を見て、ピンと来た方もいるかもしれませんが、キラルの作品はBADエンドも濃厚。
鬱々とする展開も多く、ラブラブハッピーな甘い展開はむしろ珍しい作風となりつつあります。

ただ、そんなBADエンドにも魅力があるので、キラルの真骨頂です。



救いが無いように見えるBADエンドも、噛み砕いていくと、愛や友情、信頼のような複雑な心情の絡みが見えてきて、こういう関係もありかも…。
と、思えるものもあるので奥が深いです。


Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』の代表作は??


一番に名前を挙げるとしたら、2005年発売の『咎狗の血』だと思います。
キラルのデビュー作であり、今なお人気のBLゲームを代表する作品ですね。
2010年にはアニメが放送されていることからも、当時の人気ぶりが伺えます。

10年以上前の作品だと嬉しい副作用も。
現在ではBLゲームにあまり出演してくれなくなってしまった有名声優さん達のボイスが楽しめるのです。
改めて見るとかなり豪華なキャスティングがされているので、ボイスも見どころですね。

そんなキラルの作品を簡単に紹介します。

『咎狗の血』




代表作として紹介した『咎狗の血』。
第3次世界大戦後、東西に分かれた世界を舞台に主人公アキラ(鳥海浩輔)が暴力と狂気渦巻く運命に巻き込まれていくストーリー。

攻略できるキャラクターは以下の5人。
ケイスケ(杉田智和)
リン(福山潤)
源泉(一条和矢)
シキ(緑川光)
ナノ(山崎たくみ)

王道のイケメン、幼馴染から、かわいい系やおじ様まで網羅しています。
シナリオの詳細に関してはネタバレになるようなことはあまり書きませんが、BADエンドの中にはファンから「腸エンド」と呼ばれるかなりグロ要素の強いものもあります。
苦手な方は気を付けながらプレイしてくださいね。

これが癖になるという声もあるので、新たな扉が開ける可能性もありそうですね。

オリジナルキャラクターやコミケ限定販売された『咎狗ポーカー』が追加されてPS2やPSPにも移植されています。




『LamentoーBEYOND THE VOIDー』




2006年に発売されました。猫耳、獣人といったジャンルに分類されることが特徴のボブゲです。
主人公のコノエをはじめ、攻略キャラクター達はそれぞれ猫耳と尻尾がついており、毛づくろいをする習慣やマタタビに酔うなど随所に猫の要素が表現されています。

食糧難に陥った村で暮らす主人公コノエ(波多野和俊)は身体に呪いの証が現れてしまう。
文様が浮かび、尻尾と耳が黒く変化するという不吉の象徴とされた姿では村八分にされるのは必然。元の身体に戻る手段を求めて旅に出るというストーリー。

攻略できるキャラクターは以下の3人。
ライ (森川智之)
アサト (春野風)
バルド (舞幸運)

美しい世界観と音楽が人気です。
サウンドトラックは未プレイでも楽しめる程、BGMは好評価を得ています。



攻略キャラクターは3人ですが、攻略キャラ以外の、悪魔と呼ばれる角の生えた種族も登場するので、物足りないということはありません。
物語の構成が濃密でかなりボリュームがあるので、プレイ時間もそれなりに長く満喫できる作品になっています。

おそらく『咎狗の血』よりも長い超大作です。

『sweet pool』




2008年に発売された、ニトロプラスキラルのカラーが全面に押し出された作品です。
原画は、たたなかなさんからオニツカセージさんへバトンタッチ。テイストこそ変わらないものの絵柄が変わりました。
正直に書くと、プレイする人をかなり選ぶ内容。
上記の2作以上に、グロテイストが強いのでご注意ください。

主人公崎山蓉司(春野風)はある日を境に、幻覚や苦痛に悩まされるように。
そのころから、同級生である城沼哲雄(鳩マン軍曹)や三田睦(空乃太陽)、上級生翁長善弥(緑川光)らの様子もおかしくなっていく…。

今作では、主人公の行動を具体的に選択する場面が無く、感情と理性のどちらに従って行動するかを選択するシステムになっています。

雰囲気と世界観は、厳密には違うものの近年人気の高まっているオメガバースに近いです。
そんなわけで本来男性ではありえない(できない)身体機能の描写もあるようです。

キラル特有のBADエンド要素がとても多いですが、その分トゥルーエンドが際立つ作風です。



『DRAMAtical Murder(ドラマティカル マーダー)』




2012年に発売されました。原画はほにゃららさんが担当しています。
この作品は“キラルらしさに欠ける”と言われがちです。
ポップな色使いや塗り方にダークさが無く、そういった印象になりがちなのです。

でも、それはプレイ前の印象による評価。
プレイしてみると、キラルらしさは残しながらも時代に合わせたシナリオになっていますよ。



ずっと先の未来、自然が豊かな碧島は「東江財閥」によって島の約3分の1が会員制娯楽施設になっていた。島民たちは強引な開発の犠牲になり、島の端に追いやられながらも生活を続けていました。
島の片隅でジャンクショップ店員として働く主人公青葉(私市淳)は祖母と平和に暮らしていましたが、ある事件をきっかけに異変に巻き込まれていくことに…

攻略キャラクターは
紅雀(高橋広樹)
ノイズ(日野聡)
ミンク(松田健一郎)
クリア(中澤まさとも)


今まで紹介してきたソフトの中では比較的シナリオ量も落ち着いている方。
サクサクプレイしたい方にはとてもおすすめです。




続編にあたる『DRAMAtical Murder re:connect』や、完全オリジナルストーリーを追加したVita版『DRAMAtical Murder re:code』も発売されています。
2014年にはアニメ化もされていますので、ゲームに馴染めるか心配という方はアニメから入ってみるのもいいと思います。

まとめ

BLゲームではかなり有名なブランドである『Nitro+ CHiRAL(ニトロプラス キラル)』。
これまで発売してきた作品は、ボブゲを語る際には絶対に話題に上がるといっても過言ではありません。
キラルだから買うというファンも一定数おり、今後にも期待のメーカーです。
ゲーム博物館としては、BLゲーム初心者さんにはドラマダを、ケモ耳好きにはラメントを、ハード系が好きな方は咎狗、歴戦の猛者はスイートプールをおすすめします。

ハマると奥深いボブゲの世界。
ぜひ足を踏み入れてみてください!





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