デジタル一眼レフカメラの入門機と中・上級機の違いについて

入門機 中・上級機
測距点の数 少ない 多い
ファインダー倍率の大きさ 小さい 大きい
使い勝手 ボタン/ダイヤル数が少なく、
直感的に扱える
ボタン/ダイヤル数が多く、
慣れると効率よく扱えるようになる
連射スピード 中/上級機より遅い傾向にある 速い
ISO感度の設定 入門機より細かく設定できる

測距点の数について

ピントが合わせやすいのは、測距点の多いカメラです

デジタル一眼レフカメラのファインダーをのぞくいた時に見える、ピント合わせが出来る位置に表示される枠や点を「測距点」(または「フォーカスポイント」)と呼びます。
ピント合わせを自動に設定した際に、これらの枠や点に被写体を重ねてシャッターボタンを押すとピントが合い、撮影することが出来るので、
この枠や点が多いことで、思い通りのところにピントが合いやすくなります。
枠にかかっていれば簡単にピントを合わせることが出来るので、特にスポーツ選手や運動会、野鳥の撮影など、激しく動く被写体の撮影で役立ちます。

ハイクラス(中・上級機)のカメラに近づけば近づくほど、この測距点の数が多くなる傾向にあります。
クラスごとの測距点のおよその数ですが、入門機では9~11点、中級機では19~51点、上級機では51点を超えるものもあります。

入門機の測距点
入門機の測距点。中・上級機に比べて少ない。
測距点の多いカメラは中・上級機
測距点の多いカメラは中・上級機。ピントが合わせやすくなります。



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ファインダー倍率、視野率の大きさについて

ピントが合わせやすいのはファインダー倍率の大きいカメラです

「ファインダー倍率」とは、実際の像がファインダーをのぞいて見たときに、どれくらいの大きさに見えるかということです。
ファインダー倍率が大きいカメラの方が、
ファインダー越しに見える像が大きくて見やすく、ピントが合わせやすくなります。
原則としては、50mmレンズを装着したときに、被写体がどのように見えるかを基準とした倍率になっています。

測距点の多いカメラは中・上級機



中・上級機はペンタプリズムを用いているので、ファインダー倍率が大きくなります

ファインダー倍率は、レンズから入った光をファインダーに導く方式の違いで、その大きさに差が生じます。
安価なペンタミラーを用いている入門機に比べ、中・上級機はペンタプリズム方式を採用しているため、ファインダー倍率が大きいのです。

撮影しやすいのは、ファインダー視野率の大きいカメラです

「ファインダー視野率」とは、ファインダーで見える範囲のことを言います。
例えば、視野率95%のカメラの場合、ファインダーから見えてはいないが撮影できている部分が5%存在している、ということになります。
つまり、視野率が小さいと、ファインダーをのぞいて撮影したときに、「あれ?この看板は写真から外したはず・・・」といった現象が起きてしまうため、 視野率はなるべく100%に近いほうが撮影しやすいと言えるでしょう。

測距点の多いカメラは中・上級機
視野率95%のカメラ(例)
赤線より内側が撮影される範囲。
青線より内側がファインダーから見える範囲。



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使い勝手について

はじめから直感的に扱えるのは入門機、なれると使いやすくなるのが中・上級機のカメラです


中・上級機は、入門に比べて、ダイヤル・ボタン・液晶の数が多い傾向にあります。
ボタンやダイヤル数が多いと、背面の液晶でメニュー画面を開かずとも、直接的に設定を変更することが可能になります。
ボタンやダイヤルの配置場所、操作を指が覚えてくると、撮影中の設定変更にかかる手数が圧倒的に少なくなります。
また、背面以外にも、カメラの上部に液晶パネルが設置されているので、撮影中でも設定の確認を容易に行うことが出来ます。

一方で、最低限のボタン・ダイヤルのみを搭載した入門機は、初心者でも直感的に扱うことが出来ますが、設定変更にかかる手数が多くなります。

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連射スピードについて

シャッターチャンスに強いのは、連射スピードが速いカメラです

一般に、「連射スピードが速い」、「連続撮影枚数が多い」など、連射性能が高いカメラはスポーツ写真などと言った、
動く被写体を撮影する際に多くのシャッターチャンスを得ることが出来ます。
なぜなら、連射性能の高いカメラは、レリーズタイムラグや、像消失時間が短いからです。

レリーズタイムラグとは

シャッターボタンを押した後、実際にシャッターが切れて写真が撮影されるまでには、わずかな遅れがあります。
カメラが絞りを所定の位置まで絞込み、ミラーを完全に上げてから、シャッターが切れるからです。
この遅れを「レリーズタイムラグ」と言います。

像消失時間とは

「像消失時間」とは、シャッターボタンを全押しし、ミラーが上がりきってシャッターが切れてから、上がったミラーが基の位置に復帰するまでの時間を言います。

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ISO感度について

状況に合わせて、ISO感度を細かく設定できるのは、中・上級機のカメラです

「ISO感度とは」カメラが光を捉える能力を数値化したものです。
よって、ISO感度を大きくするばするほど、センサーが光に敏感になり、シャッタースピードを速くすることや、
しかし、ISO感度の数値を大きくすればするほど、電気信号と共にノイズも増幅し、画質が劣化してしまいます。

そこで、オススメなのが、ノイズの目立たない「常用感度」と呼ばれる感度域での撮影です。
機種ごとに異なりますが、一般にISO1600~3200が目安です。

中・上級機はペンタプリズムを用いているので、ファインダー倍率が大きくなります

ファインダー倍率は、レンズから入った光をファインダーに導く方式の違いで、その大きさに差が生じます。
安価なペンタミラーを用いている入門機に比べ、中・上級機はペンタプリズム方式を採用しているため、ファインダー倍率が大きいのです。

撮影しやすいのは、ファインダー視野率の大きいカメラですです

「ファインダー視野率」とは、ファインダーで見える範囲のことを言います。
例えば、視野率95%のカメラの場合、ファインダーから見えてはいないが撮影できている部分が5%存在している、ということになります。
つまり、視野率が小さいと、ファインダーをのぞいて撮影したときに、「あれ?この看板は写真から外したはず・・・」といった現象が起きてしまうため、 視野率はなるべく100%に近いほうが撮影しやすいと言えるでしょう。

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初心者だからこそあえて中・上級機を狙ってみましょう

順調にスキルアップしていった場合、新品価格5~6万円以内で購入できる入門機ですと、すぐに物足りなくなってしまうことが多いです。
はじめに5万円程度で入門機を購入し、1年後に10万円の中級機を購入、さらにそこに交換レンズを加えますと、2年間で20万円ほど、カメラに費やすことになります。

また、カメラの世界では、1~2年前発売の機種と、最近の機種との性能差は少ないです。
そこで、初心者の方に是非ともオススメしたい機種は、発売から少し時間が経過し、購入しやすい価格になった中級機です。
また、中古カメラなら、さらにお手ごろな価格で購入することが可能です。



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